風邪症状、発熱で診察ご希望の患者様へ
2023年5月8日から新型コロナウイルス感染症は「感染症法の取り扱い」が「5類相当」となりました。いわゆる「発熱外来」といった特別な扱いもなくなりますので、当診でも発熱の患者様への診療は可能になっています。ですが、新型コロナウイルス感染症自体が完全収束したわけではありませんので、当診としての可能な限りでの予防対策を行う必要があります。
- すべての風邪症状の患者様はご来診の際必ずマスク(可能な限り不織布マスクで)の着用をお願いします。
- 発熱症状のある患者様と一般の患者様方との、待ち時間での接触を可能な限り避けるために、発熱の患者様は速やかに処置室奧の「簡易隔離ベッド」に入っていただきます。ただそのベッドは2床しかありませんので、同時に何名も来られた時には、順番になるまで現在の待合室外でお待ちいただくことになります。具体的には、待合自動ドアの外、あるいはお車でお越しの際はご自身のお車の中でお待ちいただきます。
- そのような事態をなるべく避けるために、発熱の患者様は可能な限りまずお電話でご連絡ください。ご連絡いただいた順番で、おおよその診察対応時間をお知らせしますのでその時刻を目処にご来診ください。
- 新型コロナウイルス感染症に対する検査ですが、当診で実施できるPCR検査は唾液をご自身で採取していただき検査会社に提出するものですので結果が判明するのは翌日以降です。抗原検査は現時点では保険適応がなく、必要な際はインフルエンザウイルス抗原検査との同時実施をすることとなります。ご自宅で抗原検査が可能な場合は前もってご実施いただければ診察がスムーズとなりますのでお願いできれば幸いです。
- 抗ウイルス剤(ラゲブリオ、ゾコーバ、パキロビッド)に関しては処方箋をお出しすることは可能です。現時点でこの3種類の薬剤に関する費用(3割でラゲブリオは約27000円、ゾコーバは約15000円、パキロビッドは約30000円)だけは公費適応されます。ただし、ご利用の薬局で取り扱いがないとお薬自体をもらえないということになりますし、どの薬局で可能かは当診では判りかねますのでご了承ください。
- 診断書、証明書について。感染が判明した場合には診断書を記載することは可能ですが、仮に検査で陰性と出ても確実にそうと断言はできませんので、「感染していないことの証明」つまり「感染陰性証明書」については発行できません。「当日の検査が陰性であった」ことまでしか証明できませんのでご了承ください。
以上、いろいろお願いすることが多く心苦しく思いますが、当面の間このような内容での対応をさせていただきます。なにとぞよろしくご理解のほどお願い申し上げます。
豊中診療所 所長